神も仏もいるもんだ
2日酔いのそんな朝のこと。。。
昨夜の名古屋マンション屋上でのゲリラライブは最高のロケーションと気候、そして月。酔い夜であった。
けたたましい携帯のアラームで目を覚まし、布団から飛び起きた。
今日はハラダワークス不用品買取の日である。
身支度を済ませ急いで家を出る。
堤防沿いの道を颯爽と駆け抜け、お客様の家にたどり着く。
マンションの8階にエレベーターで上がり、既に解体してあったベッドを降ろした。
軽トラの荷台に積み込み完了!
お客様にお支払いの段階になってポケットから財布を取り出す。
??????
あれ???
ない?????
財布がない!!!
車の中も念入りに探すが見つからない。困った。。。
お客様に事情を説明すると、代金は今日中にポストに入れておいてくれればいいよ!
との事。なんと優しい人であろう。
しかし、どうしたものであろうか?記憶を探ってみると確かに朝家を出る時にはポケットに財布を入れた。
そして、現場に到着するまでに一度も車から降りていない。
申し訳なさを噛み殺しお客様の部屋のチャイムを鳴らし、玄関辺りに財布が落ちていないか確認してもらう、が見つからない。
すでに最後の希望である家に帰りくまなく探す。
無い。。。
絶望的な気分になってきた。
財布の中身は3万円ほど入っていた。
とっさに悪用されてはまずいと思いクレジットカードを停止してもらい、買い取ったベッドを倉庫に収めた。
東チベットでタブレットを紛失した教訓が全く生かされていないではないか。
自分の愚かさを呪う事しか出来なかった。
が、転んでもただでは起き上がらないのがオイラのモットー!!
ハラダワークスは人々の断捨離をお助けする事業であるから、まずは自分が率先して財布を断捨離したんだ。
そうか、俺もついに仏陀の領域に到達したか。何も所有しない。無の境地。
と、思う事にしたが、最後の未練が捨てきれず一応警察に電話。
財布の細かい特徴などを伝えると
なんと!!!!
届いています、との事!!
指定された交番まで取りに行くと
なんと!!!
中身もそのまま。泣
届けてくださったのは、あま市に住む女性の方でお礼などは一切いらないとの事。
これからはもう悪い事なんてできません!!!!
財布拾ったら警察に届けます!!!
人々の優しさに触れた1日でした。
俺もいい人になれるよう頑張るぞ!!!
スペインバル大盛況
Live終了
はじめてのお店ではじめて会う人がたくさん!
ありがたや。
投げ銭くれ!なんてもうそんな贅沢な事は言いません。
投げモノでけっこうです。皆さまのご自宅に眠っている不用品はございますか。
もし私のLIVEで少しでもいい気分になってくれたら、対価としてその不用品を下さい。
ハラダワークスがそれらに命を吹き込み必要としている場所へお届けいたします!
よし、このやり方でいくと決めた!
お前は乞食か、音楽に対する冒とくだ、などという批判も聞こえてくるがそれらに耳をを傾けているヒマは無いわっ!
。。。いやっ正確には時間は腐るほどある。時間セレブである。
耳を傾ける意思がない、と訂正しておこう。
☝P10Plusで撮った写真。やはりキレイである。前回はP10Liteでもあまり変わらないなどと言ってしまったが、やはりP10Plusライカレンズは素晴らしいや!
ディスっちゃってすみませんでしたっ。
Huawei 5.5型 P10 Plus SIMフリースマートフォン ダズリングゴールド 【日本正規代理店品】 P10 Plus/VKY-L29/Dazzling Gold
- 出版社/メーカー: HUAWEI(ファーウェイ)
- 発売日: 2017/06/09
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (1件) を見る
所在地 愛知県春日井市
ハラダワークス
帰国後
やらなければならない事がてんこ盛り。
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この際いいカメラが欲しいと思い奮発してP10シリーズでは最上級のP10plusをゲット!
ライカレンズが素晴らしく、かなりクオリティの高い写真を撮る事ができる。
しかし今のスマホは液晶がとてもキレイなので、正直どのカメラで撮ってもスマホ画面で見る限りはそこまで大差はないんじゃないか、というのが正直な感想である。
今となっては価格が4万円以上安いP10Lite でも十分だったのではないかと思う次第である。
し か し
後悔はしない!!
頑張って稼げばいいだけの話だ。
ハラダワークス再始動!!!の時である。
ご高齢の方からお庭の草刈りのご依頼
Before
After
本日の取れ高
明日は名駅近くのスペインバルでLiveするよ。
中国ベトナムでいい刺激をもらった甲斐あって、しばらくは猛烈な勢いで頑張れそう!
やはり旅はいい!来年もまた行けるように頑張ろう!
所在地 愛知県春日井市
成都から上海そして帰国
またしても成都
着。そしてミセスパンダホステルへチェックイン!
そして最終ミッション、知人に頼まれた『冬虫夏草』をゲット!
黄金よりも高価といわれている冬虫夏草。はじめてお目にかかりましたが香りがなんとも言えず素晴らしい!
さらに、お土産で中国茶をゲットし、夜はクラブで遊びたおし最終日を満喫。
(↑動画後半、成都のクラブの様子)
翌日フライトのため成都空港へ。旅が終わる。。
上海の空港でトランジットのため一夜を過ごし、翌朝日本へ!
と思ったら最後のトラブル発生!!
なんと自分の勘違いで2日オーバーステイ。
(中国はビザなしで15日間滞在可能)
なんと2万円請求されるが、帰国直前のため中国元の手持ちがない。。
両替させてくれと懇願するが、空港激混みでてんやわんや。
そうこうしているうちに飛行機発射。。。乗れず。
どうしてくれるんじゃ~!!
係員に詰め寄るもオーバーステイしたお前の責任だ!の一点張り。
さらに振り替えの飛行機は3日後までないと言われる始末。。
松茸どうすんじゃ!鮮度落ちてまうがや!
そもそも。。。大地球音楽祭に間に合わんがや!!
(岐阜県多治見市で行われた音楽フェス。天然 Teng-Neng として出演。)
それでは困ると猛抗議、俺!
がんばってがんばって詰め寄ると
やっと代わりの飛行機が見つかったようだ。今日の夕方。値段は8万円!!!!
買えるわけがない。。。往復で3万以下だったのよ。俺がはじめに買ったチケットは。
途方にくれる俺。。
3日もこの上海で待つしかないのか。。さらに3日オーバーステイ?プラス3万の出費。いや、ビザを申請すればいいのか。宿と飯代を考えるとギリだな。。3日間何して過ごそうか。。などと完全に諦めモードで意気消沈していると
そんなタイミングを見計らったように係員が2時間後の飛行機取ってやったから今回は乗り遅れないように行きな!とANAのチケットをくれた。
その瞬間、その係員が神に見え涙目で感謝を告げ、早々にオーバーステイ代2万円を払い速足で搭乗ゲートへ向かった。
するとここでアナウンス。俺が新たに乗る予定だったANAの飛行機が機材トラブルのため10時間遅れます。
!!!!!!!!
なんだってーーー!
松茸わるなってまうがや~。。
何故なんだ!?すんなりとは帰してくれない中国。
今夜予定されていた日本での松茸ぱーりーは中止せざるをえなかった。
そ し て
翌日深夜中部セントレア着。
荷物検査ではカバンの隅々まで調べられ、荷物をぐちゃぐちゃにされる。キチンとしまわないとカバン閉じないのだが、係員は当然の如く元通りには直さない。
腹は立つがもう怒る気力もない。
しかし最後にサプライズ発生。なんと遅延したANAから交通費という名目で2万円支給されました!
到着ゲートを出ると地元の仲間が迎えにきてくれていた~。
なんだかんだでハッピーエンドでございました。
2017夏 旅行ディング中国ベトナム編終了!
甘牧→康定→成都
そろそろお家へ帰ろうかな~🎶
ということでハイ、そうと決まれば早速移動。
甘牧では結局ダラダラしすぎて有名な観光名所には行くことができなかったけれど、それでもチベットの雰囲気は味わえたし、色々な方と話もできたしヨシとしよう。
まずは東チベットの入り口である康定へ移動。
ここ、前回の滞在では宿の近くしか見ていなかったので分からなかったが、少し町を歩いてみるととんでもない町だった。
両側に険しい山が立ち並びその間を川が流れている。
その川の流れに沿って町が形成されているまさに『谷町』なのだが夜になると山が一斉にライトアップ。キラキラキラ。
めっちゃキレイ。。
⇩動画の02:00頃~康定の夜の街並み
チベットの文化を残そうとしている方にしてみれば、けしからん事かもしれないが俺はどんなに素晴らしいモノでも無くなる時には無くなるし、それを無理やり残す事の方が不自然なんじゃないのかなぁと思う。いつまであるか分からないからこそ、より一層美しいのではないか。散ってゆく花のように。もちろん全てがその限りではないが。
しかし町を挙げて本気で観光客の獲得を目指している本気度はひしひしと伝わってきた。2~3年後はここも大理のような一大観光地になっているのかもしれない。。
そして市場で松茸ゲット!!ん~いい香り!
新聞紙にくるみ大切に保管し、日本へ持って帰る事に。
翌朝、成都着。そしてこの旅最後のミッションがはじまる。
理塘から甘牧へ
前回の高山病事件から一夜明け
俺はリタンサマーゲストハウスに移った。
そこで高山病の薬を飲むと嘘のように頭痛が消えた。
元気になると急に出歩きたくなり理塘の町へ繰り出した。
非常に単純です私、ハイ自覚しております。
町を散策しゲストハウスで恒例のライブも済ませると、もうお腹いっぱいという感じで翌朝に甘牧(ガンズ)という町を目指す事にした。
朝早かったせいでかなり眠たかったが幸運にも一番乗りだったため8人乗りバンの助手席に座る事ができた。これは快適。くっくっくっ、なんてツイているんだ!
道中かなりの悪路だったがぐっすりと眠る事が出来た。
しばらくすると
トントントン!何?ご飯休憩?いらないよ。寝てるから。
ドンドンドン(なにやら中国語でまくしたててくる)
どうやらここは中継地点で車を乗り換えろと言っている。
仕方ないから移動すると。。。
俺に用意された座席は最後尾の端で、さらに後ろの隙間には荷物がこれでもかというぐらいに積み込まれていたため、背もたれが角度で言えば約70度、強制的に前かがみならなければならなくて、さらに足元は激せまで無理やり足をねじ込まなければならなかった。
言葉が通じないため、あと何時間で目的地に着くかも分からないまま車は無情にも走り出した。5分も走ると先程にもまして悪路。高山病は治ったがまたもや全身痛。もはや拷問である。
俺はだんだん腹が立ってきた。ついさっきまではあんなにも快適で悠々とした気分で眠っていたのに、まさに天国から地獄、トランプの大富豪で言えば大富豪から大貧民に真っ逆さまである。許せない、こんな事があっていいはずがない。
アジアでは日常的にある光景だが
俺はこの時怒りに震え我を忘れていた。。
結論から言うと甘牧到着後、車の中にタブレットを置いてきてしまった事が発覚!
密かに今回の旅のテーマにしていた、どんな時でも常に冷静であれ、というスローガンをいとも容易くぶち壊してしまった。
これにはかなり凹んだ。この日の夜は悔しさのあまり一睡もできずこの旅はじめてのホームシックにもかかってしまった。
メンタルのもろさが露呈した。いや、もろいからこそ、そこを自覚してはじめから絶対に失敗しないように心がけてきたのではないか!?
トホホ、俺の Lenovo Yoga Tablet ちゃん、帰ってきておくれ。。
ここまでは完璧だったために、このワンミスが悔しくて仕方なかった。翌朝やれるだけの事はやってみようと思い、最初に乗った車の運ちゃんに連絡をつけてみたり、車を降りた場所で聞き込みしてみたりしたが、中国ではモノを失くしたりすればまず返ってこないとの事。
結局、高い授業料を払ったと無理やり自分を納得させるしかなかった。
余談であるが俺は大学には行っていないが今回のような事で授業料を払った経験が多く、普通に大学に行ったくらいは払っていると思う。
だから俺はこれを1人大学と呼んでいた。
勿論生徒は俺1人の為、主席でありビリでもあった。
多くの同年代の人たちがコミュニケーション能力を高めるために積極的に大勢の他者と接触していく中、オリジナリティを育むためにはそれとは全く逆の行動をとらなければならないと俺は本気で信じていた。
1人大学在籍中には東南アジアやインドに留学に行ったりした。
この経験が今日にもわたって自分を支える屋台骨になっている。
これは本当にいい経験だったと思う。
だから今回の件は1人大学の奨学金の返済が残っていたという事にして
無理やり一件落着にした。
話を戻そう、ここは成都から800km以上離れた甘牧である。
タブレット紛失以来モチベーションが上がらず、最近はだんだんと外を出歩くのが億劫になってきた。
近くの茶店でお茶をし、少し先の温泉に浸かり、宿の娘と会話にならない会話をしていると、あっという間に1日が過ぎてゆく。
帰国の日が確実に迫ってきた。
もうじき旅が終わろうとしている。
理塘へ
康定を出発して6時間で理塘に到着!!
そして事件発生‼
もう6時間とか短く感じてきたよ。あれっもう着いたのって。
道中4500m級の峠を何本か越えた。
ヤクがそこら中に放牧されている。草原の中にたまーに遊牧民のテントが出現する。
実は康定で泊まった宿の部屋が満室でテントしかないと言われ1泊してみたのだが、
中に入った瞬間あったかい。暖房がついているのではないかと疑うほどだ。
むしろ部屋よりも心地よかったので喜んで宿泊する。
こういう先人の知恵、尊敬しかないっす。
バスを下車後、ポタラインという宿を探すためにバスの中で知り合ったイスラエリーの
エイアーと共に歩き出す。
宿に無事に到着するとエイアーが近くの丘の上に立つお寺に行こうと言うので行ってみることに。
天気は最高。ここ数日間はずーっと曇りだったらしい。
俺は理塘に歓迎されているな、と本気で思った。
標高4000mのせいかやたらと息が切れるが30分程歩くと
ようやくお寺が見えてきた。
すれ違う人たちは愛想よく挨拶してくれる。
壁画がキレイでした。
お坊さんがお堂の中でお経を唱えたりしていました。(撮影NG)
陽も傾いてきたので、そろそろ帰ろうということでホテルへ。
しかし息切れが半端ない。おまけに頭痛までしてきやがった。。
ホテルに着くとそのままベッドで横になる。
寒気までしてきた。全身の関節がひどく痛む。
昔40℃の熱で寝込んだ時がフラッシュバックしてきた。
しかも、やたらと小便が近く1時間に1回はトイレで目を覚ましてしまう。
その度に、寒くて暗い廊下を重い身体を引きずるようにして往復しなければならなかった。
俺は理塘に歓迎などされていなかった。これは洗礼である。
あまりのしんどさの中、朦朧とした意識の中で何度も何度も夢を見た。
25歳の時にはじめて出来た彼女が登場し『タシデレ~』と何故かチベット語で挨拶してきた。
俺は急に恥ずかしくなり英語で I have to go と告げ、逃げるようにその場を去った。
現実から夢から欲望から失望から、現在未来過去からとにかく俺は逃げまくった。
随分と長い時間だった気がするが、あっという間だった気もする。
森の中をさまようような感じで
逃げて逃げて逃げて、目が覚めると朝になっていた。
そして俺はチベットにいる。
同室のエイアーが調子はどうだと尋ねた。俺はだいぶ良くなったと答えた。
彼も昨日、高山病に苦しんだらしいが薬を飲んだら一瞬で治ったらしい。
どこにその薬があるかと尋ねると、近くにいい感じのゲストハウスを見つけて
そこで飲めるらしい。今夜はそっちに移動しないか?との事だったので
快諾する。
長い夜がようやく明けた。
ベッドから起き上がるとグラッと脳が揺れた気がした。
~つづく~